6月の「業務報告」

 6月はいろいろと盛りだくさんな1か月でした。

 まずは日本文化人類学会から始まります。久しぶりに対面での研究大会(@明治大学)でしたが、多くの方に再会できると同時に、新たな出会い!(これが大事なのです)も多々ありました。もし対面でなければ、新たな出会いなんてほとんどないでしょう。えぇ。ないのです。オンライン会議において新たな出会いは本当に稀ですし、serendipity もほぼ皆無です。そういう意味で対面でこそ学会(研究大会)の意味がある気がします。ある程度メンバーが固定化されている研究会等はオンラインでもよいかもしれませんが。

 というわけで、今回は院生2人もはるばる山口から参加いたしました!

 

 

 出会いはいつも突然に!なんとエレベータの中での名刺交換!

 そしてそれを思わず激写するわたくし。明治大学はエスカレータもあってアーバンですね!

 

 

 各院生は、研究会ではコメントをいただいたりすることもありましたが、こうして対面で会うことは初めて。名刺は名刺の情報が必要であること以上に、名刺というモノを互いに渡し合うという儀礼的行為それ自体に意味があると思っております。要は形式美的な感じでしょうか。特に日本社会の場合は、互いの会話の契機としても重要な演出を担っていると思っております。

 

 さて話は山口の方へ移りますが、対面と言えば、本年度の山口大学人文学部の民俗調査実習は数年ぶりに対面をメインとした合宿形式での調査を行う予定です。ここ数年、どうしてもオンラインや電話でのインタビュー調査が多かったのですが、対面かつ合宿での調査が行えればと考えております。6月はその予備調査を行い、調査地の「古老」の方々から、まずは地域のレクチャーを受けます。

 

 

 今年度はどのように調査が進むかわかりませんが、山口市の秋穂地域をメインに行う予定です。秋穂は海に囲まれた地域で、満潮時になると、とにかく蟹があふれてきます!この日も満潮に近かったためか、海からかなり離れた場所であるにもかかわらず、蟹が歩いておりました。地元の人は特に気にも留めず…。

 

 

 わたし自身の仕事としては、細々としたMISCを少々と、あと初めての経験としてのYouTube出演がありました。こちらはほぼ一発撮り。以前、研究員をしていた公益財団法人国際宗教研究所宗教情報リサーチセンター(長い…)という機関のアウトリーチ活動です。ネット布教の制限強化と「宗教の中国化」~現代中国における宗教状況~「宗教ニュースを読み解く」No.13….というタイトルで動画が配信されております。ご関心がある方はご覧になってください。

 

 

 いろいろと慌ただし日々が続きますが、授業期間はあと1か月…。暑くなってきましたが、どうにか体調を崩さず乗り切りたいと思っております。