2月は例年、中国に調査に行ったりしておりましたが、今年はコロナの影響で出張できず、日本に張り付いております。年度末はその年の成果報告が出やすい時期なのですが、おかげさまで、ここ2年くらいかけてゆっくり行ってきた、青鬼に関する論考を形として出すことができました。
これはわたしが所属している山口大学東アジア研究科が出している叢書なのですが、1章目に登場します(巻頭という意味ではないです)。アオに関しては、日本に限らず、東アジア広域にも関係する視点ですので、よいテーマだったのではないかなと個人的には感じております。
また別件ですが、2月末、医学系のシンポジウムにおいて交流会がありました。普段はまったく医学系の研究者と交流することがないのですが、非常によい機会に恵まれたと思っております。まったくの畑違いで、議論のトピックも糖尿病やら、ガンやら、COHという医療機関の歴史など、基礎知識がないので、ただ聴いているに過ぎなかったですが、どのような形で医学系の学術機関が、日本、アメリカ、中国と交流を図っているのかというのをうかがい知ることが出来ました。
今回、お声がけいただいたのは、数年前に山口大学の国際交流の一環で、中国山東大学を訪問した際に、一緒だった医学系の先生がいたためです。国際交流が分野間の交流というものは、意外とアンオフィシャルかつ個人的なネットワークから生み出されるものなのかもしれません。
今月は年度末ですが、引き続き精力的に「仕事」を進めていければと思っております。