わたしが日々使っているモノは、熟考を重ねたうえで手に入れることが多いです。モノによっては数年くらい考え続けてから買ったり、買わなかったりします。そんな話を人にすると、驚かれたりもするのですが、どうやらモノに対する思い入れが強いのかもしれません。ここではそんな語りたくなる愛用品をお話しします。
移動が多い生活を送っているわたしにとって欠かすことができないアイテムが、モバイルバッテリーです。これは夏場の水分補給(水筒)のように、デジタルデバイスを持ち運ぶわたしにとっては必須アイテムです。そんななか、ここ5年以上、頼もしい相棒として活躍してくれているのが、モバイルバッテリー(兼ライト)LUMENA2です。残念ながらわたしは、LUMENA1を使ったことがないので、LUMENA2からの使用ですが、かなり役立ってます。
このLUMENA2のすごいところは何かというと、とにかくバッテリー容量が多いということです。一般的なスマホであれば2回くらいはかるくフル充電できるくらいの容量(10,000mAh)を有しています。なのでスマホだけではなく、いろいろなデバイス、たとえばBluetoothのヘッドフォンや、調査で使うさまざまな細々とした機器(カメラ、色彩計、レーザー距離計などなど)をすぐに充電することができるスグレモノなのです。
加えて、このLUMENA2の素晴らしい点は、ただ単にバッテリーとして機能するのみならず、照明(ライト)としても十分すぎる働きをしてくれる点です。明るさはなんと1,500ルーメン。ちょっとした照明が必要な場合などは、十分すぎる明るさと言ってよいでしょう。表面はこんな無骨な恰好をしておりますが、裏返すとLEDがちりばめられた面になっており、何段階かに分けて明るさを調整することができます。たしか白色系か暖色系かも選べたはず(わたしは白色しか使っておりませんが)。
このライトは意外と「非常事態」などで使うことがあります。「非常事態」といっても別に停電になるとかそういう危機に直面した状況ではなく、滞在先のホテルや野外などで物書きや作業をしていて、「あぁもうちょっと手元に明かりが欲しいなぁ」というときに役立ってくれるのです。これは特に安宿や辺鄙な場所にあるゲストハウスなどで役立ってます。とにかく明るいので明るい部屋にいるのと同じような作業ができます。
さらにさらに、このLUMENA2のにくいところは、明かりとして使う場合に、「背中」の部分を立ち上げて、ちょっとした手掛かりにひっかけることができることです。これが意外と便利です。特に辺鄙な場所での作業などでは。付属の磁石のフックもついていますが、それ自体は持ち歩かず使ってます。何かしらのとっかかりにつけたり、ひもでつなげたり、うまくこの「背中」の部分を利用して明かりとして使うこともあります。ということで、普段使いとしては大容量バッテリーとして、そしていざとなったらライトとして使えるLUMENA2は、本当に旅(ではなくもはや日常)の相棒として、いつも活躍してくれています。もしひとつ難点をあげるとすれば、このLUMENA2自体の充電時間が非常に長いということですね。まぁ大容量バッテリーですからその点は仕方ありませんが。
わたしにとって日々の暮らしを支えてくれている愛用品のひとつです。