築112年のわが家の裏庭には小さな菜園があります。季節ごとに、いろいろな野菜を育てたりしてます。
7月はもう夏野菜の季節ですね。とにかく、キュウリとトマトとナスです。
最近、草マルチを覚えて、というか草マルチがいいなぁと思い始めて実践してます。農家や家庭菜園の方は常識なのかもしれませんが、今年になって自然と草マルチをやり始めました。虫が食べに来たらどうしようかなぁ、とか草マルチと野菜の実が接するのはダメかなぁなどといろいろと考えたりしてましたが、しょせんは自家消費ですので、気にせずせっせと草マルチをしておりました。結果から言えば、全然草マルチで問題なかったです。多少虫に食べられることもありますが、これは虫に食べられる速度と野菜の成長速度の競争で、野菜自体がすくすくと元気に成長さえしてくれれば、多少の虫など怖くはありません。
立派に育ったナスとキュウリ。だいたい順調な時は、毎朝これくらいの量が採れます。もちろん、キュウリ一本だけ、ナスひとつだけという日も、何もない日もありますが、最盛期ですと毎朝これくらいの量になります。(家計にとっても)ありがたい!
ただ、この畑仕事、本業の都合でしばらく放置しておくと雑草がすぐに繁茂しとんでもないことになります。特に夏場は出張も多く、また草が成長する速度も速いので、目を離すとすぐに大変なことになったりします。そんな自分ちの畑事情を知っているので、中国とかで畑を見ると、まずは土の状態を確認してしまったりする癖がつきました。
これは中国のある地方都市の中心部にあった畑なのですが、土がねっとりしていて、どういう処理を施しているのだろうとか気になってきます。実際に自分が実践していることとなると、たかだが畑ですけれども、視点が違って見えてきますね。学生にもよく、「自分が(ある程度)知っていることでないと、相手には質問できないよ」と言ったりもしますが、まさに自分の知っている領域が増えることで、いろいろな景色や音が違ったように見え、聴こえてきます。もちろん座学から得るものも多いですが、身体を動かす中で見えるもの、聴こえることもあることに、いまだに新鮮な感覚で気づかされます。
無理のない範囲で、少しでもひとりひとりの様々な「自給率」があがればと思ってます。