築112年のわが家の裏庭には小さな菜園があります。季節ごとに、いろいろな野菜を育てたりしてます。
今年はどうにか梅の木が実をつけることができました!といっても30粒くらいです。夏の猛暑の梅ジュース、梅干し、梅酒などを作るには全然足りない数ではありますが、それでも大粒の梅が30粒できただけでも上出来でしょう。嬉しいです。来年はさらに、となりの家の樹の剪定方法をまねて、梅の木の実ぶりがよくなるように研究していきたいと思っております。
そして田植えも始まりました。山口は田植えの時期が遅いのですが、今年もYさんの田んぼにお邪魔して、お手伝いならぬ、見学をさせていただきました。田植えはだいたい日の出とともに始まるので、この写真の時点で時刻は5時くらいです。朝早くやって昼間は働かないというのが基本的な農家スタイルです。そしてまた夕方になって、草刈りにでたりしています。
Yさんは日中は仕事もしており、朝、田んぼに出て稲の様子をみて、日中仕事に行って、夕方また田んぼに…というスーパーマンです。地元の消防団とかにも入っているし、地域にとっては八面六臂の大活躍です。田んぼを手放す地域も増えてきたため、もち米も担当しております。もち米は、米を使うというよりも、その藁を使うために育てる感じです。このもち米の藁がないと地域の行事が成り立たないのです。そういう意味で、縁の下の力持ち的存在で本当に尊敬いたします。
苗は基本的に多めに育てて、余ったものは田んぼの隅においたままにしておくのですが、今年もYさんの田んぼから少しおこぼれをいただきました。今年も我が家ではバケツ稲を育てたいと考えております。今年の品種は山田錦。食べるのには適していないので、米麹か味噌にでもしようかなと思っております。
そして6月に入り、気温がぐんぐん上がってきましたので夏野菜もやり始めました。これまでは虫に苛まれたり、たくさん手を出しすぎたりして失敗も多かったのですが、今年は最初から順調です。毎年、毎年、野菜作りの腕が上がっている気がします!まずはキュウリ。
そしてトマトもやり始めました。成長が早いですね。我が家で食べる夏野菜はできるだけ畑から採取して家計を助けてくれればと願ってます。初期投資は200円~300円ですし、肥料はそこらの雑草、枯草のみ(笑)それにしても地植えは強いですね。植木鉢よりも大きくぐんぐん育ちます。そして根本は枯草の天然マルチを仕込みます。雨の跳ね返り防止とカナヘビの生息地確保のため。
始まる野菜があれば終わる野菜もあります。どうにかこの時期になって、大根、小松菜の種の採取を終え、玉ねぎもすべて回収いたしました。玉ねぎのとなりのやつは分葱ですね。こちらも3年くらい何度も繰り返し使っている分葱さんです。ありがたいかぎりです。玉ねぎは自家消費ももちろんですが、やはり交換財としての役割の方が重要かもしれません。特に見返りを求めているわけではないのですが、玉ねぎが果物になったり、シイタケになったりして返ってきました。玉ねぎに関しては自家消費は二の次ですね。
後は雨で畑に出れない日に大根の種を房からとりださなければ……などなどと、まぁやることは尽きません…。
無理のない範囲で、少しでもひとりひとりの様々な「自給率」があがればと思ってます。