2023年4月の畑

築112年のわが家の裏庭には小さな菜園があります。季節ごとに、いろいろな野菜を育てたりしてます。

 

 

 4月に入って一気に春めいてきました。果樹は、梅の木も、ブルーベリーも、ビワも、レモンも、柿も、少しずつ新葉を出し始めています。昨年は、本当に数えるほどしかならなかった梅の実。4粒か5粒程度だったと思います。それが、今年は、ざっと数えて20くらいあるほどに実りました。冬の間に、となりの家の梅の様子を見て、剪定の方法を見様見真似でやってみて、どうにかここまでたどり着いた感じです。枝ぶりはまだまだ隣のお宅(こちらはプロの植木職人がやっているわけですが)、に及びませんので、今年も少しずつよい樹形に近づけていければと思ってます。1年に1度しか学ぶ機会がないということもあるのが自然ですね。

 

 

 ブルーベリーも安定的に実っております。こちらはひっきりなしに蜂が飛んでいるので、今年も問題ないかと思ってます。ブルーベリーの樹は、2種類あって、片方の方が甘いです。ただ果物は甘ければよいというわけではなく、柿もブルーベリーも、甘いが正義とは限りません。酸味が強い方がジャムに向いておりますし、渋柿じゃないと、干し柿にしたときにおいしくありません。資源をうまく資源化してあげるうことも重要なのです。人間が手を加えることで、自然ともうまく付き合える。そんなことを感じます。

 

 

 こちらは豆苗です。近所の八百屋で、ひとつ60円!で売っていたそうです。それを再度、軒先の室外機の上に載せて、再採取しようとするセコさ…(笑)こうすることで、ひとつ30円、さらに植えれば何倍もの価値になります。ただ、畑を浸食し過ぎてしまう恐れがあるので、植えませんが、経済的に困ったら植えようかなと思ってます。なんだかんだで子ども3人だと生活もカツカツですので、降り注ぐ日光に感謝しつつ、豆苗も再生産、再採取します。

 

 

 我が家の畑は、自然農法というか、農薬は一切使わず、肥料もほとんどやらないので、基本的に荒れ放題です。冬から春先にかけて、一気に雑草が伸びてきますが、雑草があることで土がまた「健康」な状態に戻ってくれるそうなので、雑草は雑草である程度放置しております。ただ、やはり繁茂し過ぎると困るので、毎朝、雨が降らない限り20分程度刈る訳ですが、1~2週間くらい刈っただけで、このくらいの量になります。樹木の枝を含まないで、下草だけでこの量…。わたしは好きでやっているのでよいですが、ご高齢の方とか、庭や畑の手入れが苦手という方は、コンクリートで整備してしまうのもありでしょうね。動けるうちはできるだけ下草刈りを楽しみたいと思ってます。

 

無理のない範囲で、少しでもひとりひとりの様々な「自給率」があがればと思ってます。