5月の「業務報告」

 5月は授業も本格的に始まり、いつも通り慌ただしく過ごしておりました。例年通り、学部の授業では、1,2年生は概論がありますが、今年から新たに「アジア・アフリカ・オセアニア民族誌講読」という授業をスタートし、民族誌を読みすすめながら、その地域の映像資料などを見るという授業を行っております。学生がついてきてくれるかどうか不安もありましたが、いまのところ論文を読んできてもらって授業が行われております。素晴らしい!

 3,4年生の授業は、ゼミと調査実習という授業になりますが、こちらは昨年度の民俗調査報告書を無事発送いたしました。そして何人かからお礼状もいただき大変ありがたい限りです。

 

 

 自分たちが書いた報告書が地域の方々に受け入れられ、そしてご評価いただくということは、本当にありがたいことで、普段やりがいの少ない(?)研究分野ではありますが、こういうことは望外の喜びに感じます。学生もおそらく同じ気持ちになっており、今後の社会生活に役立つのではないかと考えております。

 

 大学院の方は、いつも通り自主ゼミが行われております。

 

 

 留学生が多い自主ゼミですが、今年度からは日本人学生も参加しております。研究生として所属しておりながら、コロナの影響でここ1年以上、日本に来ることのできなかった学生も、コロナが落ち着いてきたこともあり、やっと訪日を果たすことが出来ました。彼にとっては大変なことだったと思います。

 

 わたくし個人の研究業務は学期期間中は停滞気味です…。が、精進したいと思います。