築113年のわが家の裏庭には小さな菜園があります。季節ごとに、いろいろな野菜を育てたりしてます。

山口の庭・畑は4月がもっとも過ごしやすいです。というのも、寒すぎず、暑すぎず、虫が少ないからです。冬は雪も降りますし寒いですので外で過ごすには厚着をしなければなりません。また夏は夏で木陰は涼しいのですが、虫が多いので蚊取り線香などを焚かないと大変なことになります。というわけで、まだ蚊が出始めていない4月ごろが絶好のお庭・畑日和となるわけです。
田舎なので都心部とは違って、贅沢に空間を使うことができます。スペースは限られており、あまり整備されてはいないものの、さながらプライベート・パーク状態であり、こういうのは本当に都心部では得られない贅沢な空間だと思います。東京出身のわたしにとっては、本当に豊かだなぁと感じます。

理想としては、「となりのトトロ」のお父さんのように、庭で子どもを遊ばせつつ、自分は自分の仕事をする、というスタイルなのですが、理想と現実は異なっており、まったくもって一人で遊んでくれるわけではなく、数分おきに「邪魔」がはいり仕事は中断します。でも、外でお仕事できるのは本当にすがすがしく、風も気持ちよいです。4月はできる限り外で過ごしたい気持ちになります。

庭先のチューリップもヒョコヒョコと顔を出してきます。

自分の家のチューリップは小さかったり不ぞろいだったりするのですが、いただいたチューリップは立派!こちらは斜向かいのお宅にもらったチューリップです。飾るための花瓶がないので、子どものおもちゃ(機関車トーマス)のケースを利用して、簡易的な花瓶にして飾りました。

3月末から5月頭にかけての山口は、本当に過ごしやすくていいです。その過ごしやすさを肌で実感しますね。暑さ寒さも身に沁みれば、動物も鳥も虫も植物も共存している(そんな生活空間なので、わたしはキャンプに積極的ではありません。だって家で過ごせばいいから…)。お花も買うのではなくて、育てたり、生えてきたり、お隣からもらうという形で楽しんでいます。そういえば、山口で暮らしてから花を買った記憶がございません。
無理のない範囲で、少しでもひとりひとりの様々な「自給率」があがればと思ってます。