2024年6月の畑

 築113年のわが家の裏庭には小さな菜園があります。季節ごとに、いろいろな野菜を育てたりしてます。

 

 そろそろ夏野菜の季節になってきました。夏野菜と言えば、わが家ではトマト。土壌とトマトの相性がいいのか、いつも元気に育ってくれます。そして、春先まで頑張ってくれていた野菜たちの収穫も同時に行います。今年は残念ながら小ぶりのものが多かった玉ねぎも収穫の時期です。

 

 

 ニラなんかは常に生えてきてくれるので優秀ですね。特に栽培しようなどと思っていなくても、地植えであれば放っておいたとしても何度でも何度でも生えてきてくれます。優秀な野菜。ただ気を付けなければいけないのは、春先は水仙の葉っぱの間違えやすいので、収穫するときに匂いを確認することですね。まず採取したら少しちぎって嗅いだり、噛んでみてニラの香りがすれば大丈夫です。

 

 

 そしてこの時期を利用して、伐採した木々から草木灰を作る作業に入ります。これもまた半日仕事になるわけなのですが、上手にやらないとただただ苦行になるので、天候と資材の状況を見なければいけません。なので、農家さんであれば当たり前ですが、3日天気が続くとか、3日雨が続くなど、いろいろな気象条件に合わせてやるべき作業が異なってきます。今日は何をやるか、やるべきか、そんなことは人間が決めるのではなく、お天道様が決めるということになります。

 

 

 草木灰を作るときに何が重要かと言えば、ちゃんと乾燥しているということです。乾燥していない状態で木や草を燃やそうとすると、とんでもない量の煙が出ます。ちゃんと完全燃焼させてあげるために、乾燥させて煙がまったくでない状態で木をくべていきます。

 

 

 子どもも慣れたもので、火の番を任せられるのは頼もしい限りです。見事に灰になるまで燃やしますが、煙は出ませんし、出しません。温度を高い状態で保ち、空気の通り道を適切に確保します。これぞ美しい焚火。

 

 

 最後の最後まで高温を維持して終了。そして十分に覚まして乾燥させた後、畑に撒きます。

 

 

 草木灰は肥料になるので、畑の生態系としても重要な作業の一環です。まぁ本当はもう少し肥料をやった方がいいのでしょうが、うちの畑はズボラなので、肥料はほぼ?草木灰のみ。後は太陽と水と野生動物(虫)たちに頑張ってもらおうと思っております。

 

 

 無理のない範囲で、少しでもひとりひとりの様々な「自給率」があがればと思ってます。