築112年のわが家の裏庭には小さな菜園があります。季節ごとに、いろいろな野菜を育てたりしてます。
11月に入って少しずつ涼しくなってきました。庭の蚊も少なくなったので、やっと畑仕事にも精がでるようになります。11月に入ってすぐ、これまでずっと放置していたサツマイモを掘りました。
特に肥料などもやらず、ただひたすら放置のサツマイモ。土地がやせているほうが芋が大きくなるそうなので、ほったらかしの庭は最適な環境かもしれません。子どもたちを借り出して、とにかく掘り起こします。
わたしの実家には柿の木があり、小さいころに柿の実をとるのを手伝わされた思い出があります。なんだか当時は面倒くさいなぁと思いつつも、やっぱり親と一緒に作業したことは思い出になっているので、子どもたちにも積極的に手伝ってもらっています。まぁでもやり始めると楽しいものです。
上から、9歳、6歳、1歳。1歳はただひたすら足手まといなのですが、まぁ外でみんなが何かをやっているのを見るだけでも楽しそうなので、ほっこりします。芋は去年に比べると豊作ですね。自家消費で食べる分もありますが、おおよそ7割くらいは、いつもお世話になっている人へのお返しなどで消えていきます。でもそれ以上のものをもらっておりますので、お互いさま。本当の豊かさはお金や資本、財産があること、ではなく、誰かにあげることができる何か(知識でもモノでも)があることだと思っております。もちろんそれはお金で買ってもいいと思いますが、お金で買えない何かをあげる方が贈与交換的にはいい気がしております。
畑仕事のコツがあるとすれば、それはひたすら待つことかもしれません。サツマイモも放置時間が長かったですが、玉ねぎも待ち時間が長いです。そして子育ても…。まぁでも睡眠時間同様、非効率的に見えることこそ効率的なのかもしれません。
無理のない範囲で、少しでもひとりひとりの様々な「自給率」があがればと思ってます。