2023年10月の畑

 築112年のわが家の裏庭には小さな菜園があります。季節ごとに、いろいろな野菜を育てたりしてます。

 

 毎月、庭先の畑の話をしているのですが、10月は別の場所。山口県山口市の北部にある阿東のリンゴ園のお話です。例年、秋になると同じ山口市内にあるリンゴ園にお邪魔します。リンゴ園の方もよく覚えていて、去年は来なかったですね~とか本当によく知っているのです。そして同じ市内なためか、ひょんなきっかけで小児科でお目にかかることもあります!田舎あるあるかもしれませんが。

 

 

 そう、それでリンゴ園の方のお話の通り、毎年リンゴ狩りに来ていたのに、去年は子どもが生まれたばかりで行くことができなかったのです。昨年の秋口はようやく首が座り始めたころだったかもしれません。そんなわけで10月は、1年あけて2年ぶりのリンゴ園に行ってきました。

 子どもたちは鯉の餌やりに夢中。

 

 

 出張で東京やら福岡やらに行くと、人の多さにびっくりします。が、山口は本当に人が少なくて、リンゴ狩りのハイシーズンであっても、のびのびと使えます。同じ地球、同じ日本に生きていながら、地面や空気のひとりあたりの占有率が高くて、本当にめぐまれた環境だと感じます。もちろん都会には都会のよさがありますが、田舎は田舎のよさがあるのを実感します。

 ただリアル田舎民からすれば、リンゴ園の自然は作られた自然環境。もし東京に住んでいた時にリンゴ園の環境を見たとしたら、単純に「自然が豊かだわ~」と感じたかもしれません。しかし山口に住んで畑仕事もすると、リンゴ園の環境はきれいに整備された環境。「人の手が行き届いているわ~」という印象です。山口で暮らしてはや7年、「自然」に対する見方も変わってきました。

 そんなわけで、今回は自分の畑ではなくよそ様の素晴らしい畑(リンゴ園)でした。

 

 無理のない範囲で、少しでもひとりひとりの様々な「自給率」があがればと思ってます。