10月の「業務報告」

 10月は研究出張が2回ありました。オンラインを含めると3回か、4回か…。

とにかく秋は学会、研究会関係の仕事が多くなります。夏を超えたあたりから、秋の土日は学会やその他で埋まり始めるのが例年の流れですが、忙しい方ですと、春先から秋の土日が埋まり始めるとのこと…恐ろしや…。

 

 10月の半ば、国立民族学博物館で開催された研究会に参加してきました。いつも通りの「みんぱく」です。

 今回は原稿の読み合わせ会でしたが、非常に完成度が高かったり、わたしの知らない内容ばかりだったので、本当に勉強になりました。今度この研究会の内容は書籍として出版される予定ではありますが、それが中国語に翻訳されることは、まず間違いないでしょう。なぜならば、それだけ意義ある文献になるということを研究会出席者として確信しているからです。さらには英語に翻訳されるのではないかと期待しておりますし、個人的には翻訳されるべきだとも思っております。それほど今回のプロジェクトは意義ある「仕事」になるのではないかと思っております。わたしの担当はともかく、他の方々の仕事が素晴らしいです。

 

 

 研究会が終わるころにはもうすっかり日も暮れて、夜になっておりました。夜の太陽の塔は、目が光るのですよね。『20世紀少年』ではないですが、なんだか歩きだしそうな感じです。ライトアップも緑色で、なんとも雰囲気のある感じです。みんぱくは通いなれてはいますが、いろいろな表情の太陽の塔が間近で見れるのは、役得な感じも致します。

 

 

 10月の後半は、日本華僑華人学会で発表してきました。今回は、わたしがパネルの代表者になり発表を組んだのですが、パネルを組むのも初めてですし、時間調整もなかなか難しくバタバタしてしまいました。どうにかパネル報告者の協力、コメンテータの協力で意義あるパネル報告になったのではないかと思っております。

 実際にパネルを組んでみて、改めてコメンテータの重要性を感じました。また時間配分も難しいですね…。そして順番、趣旨説明等々、いろいろと反省すべき点もありますが、とりあえずは無事に終わってホッとしております。こちらも、今後このパネルの研究が研究書としてまとまればと考えております。いろいろなものが同時並行的に進んでいるので、身体が持たないかもしれませんが、まぁゆっくりやれればなぁと思っております。

 

 

 今回の日本華僑華人学会は、神奈川大学が開催校であり、会場はみなとみらいキャンパスでした。開催地が横浜ということで、エクスカーションは横浜中華学院!はじめて校内に入りましたが、なんとも新鮮な体験でした。初日のエクスカーション、そして2日目の開催校企画は、横浜中華街の当事者が、日本華僑華人の歴史を語るというとても素晴らしいものでした。これほど贅沢なエクスカーション、分科会もないでしょう。横浜でやることの意義を強く感じました。

 

 

 そんな感じで、少しずつですが「仕事」を進めております。

 willpower をうまく管理して、今月も一歩ずつ着実に「仕事」が続けられればと思います。