2022年1月の畑

 築110年のわが家の裏庭には小さな菜園があります。

 季節ごとに、いろいろな野菜を育てたりしてます。

 

 冬の畑は寂しいもので、野菜たちにもそれほど勢いはありません。大根も霜が降りると葉を重そうにしますし、玉ねぎもまだまだ力を蓄えている状態です。しかし果樹だけは元気で、金柑の実が色づいていたり、ビワの花が咲き始めたり、梅のつぼみが膨らんだりしてきました。

 

 

 野菜の種は自家採取するために、かなり長い時間放置したうえで収穫します。これが非常に長い。食べられる状態の野菜から、種が取れるまでの状態までにするのは、倍近くの時間を要します。1月はこれまで放置していたオクラの種を採取。1株でもたくさんの種がとれます。

 

 

 我が家の裏庭ではないですが、1月は縁あって、同じ市内の…といっても車で1時間弱かかりますが(^_^;) 安渓遊地先生の農園を訪ねて、正月の蕎麦挽きをやってきました。安渓遊地先生は、民俗学・文化人類学の研究者のなかでは知らない人はいないでしょう。非常にラディカルで、何よりもまず自分が実践する素敵な方です。

 

 そんな安渓先生の農園へ、近所の子どもたちを引き連れていきました。

 

 

 石臼じたい初体験でしたが、蕎麦の実を挽いて、蕎麦がきにして食べました。子どもたちも、非常に楽しそうでなによりでした。何事も身体を使ってみるというのは大事ですね。重さや感触はなかなかテクストでは学べません。冬の畑仕事は収穫物を加工する作業の方がメインなのかもしれません。