わたしが日々使っているモノは、熟考を重ねたうえで手に入れることが多いです。モノによっては数年くらい考え続けてから買ったり、買わなかったりします。そんな話を人にすると、驚かれたりもするのですが、どうやらモノに対する思い入れが強いのかもしれません。ここではそんな語りたくなる愛用品をお話しします。

もう買ってから3年目に入ったからよいでしょう。わたしはBoubarが好きなのです。今でこそ流行っているBoubarですが、わたしが好きになったのは、なんと20代前半から。なんというか憧れの対象でありました。それに恋焦がれて、20年以上の月日が経ちましたが、2022年くらいでしょうか、わたしのなかで「これから円安になるし、物価高になる、買うなら今しかないのではないか?」というアラートが鳴って、思い切って買ったものです。ただ衝動買いとはちょっと違くて、20年くらい憧れ続けてきた代物です。

何がそんなにいいのか?と言われても、なんとも答えようがないのですが、カッコいいのです。ロマンですね。無骨な感じも好きですし、山々が見える、山口の風景にもあっている気がします。これを大都会とかで着るとちょっと浮いた感じになるかもしれませんが、山口だったらいいかな、と思ってます。襟をたてるとマフラー代わりにもなり、またシルエットも美しいので度々活用してます。わたしが着ていたら、ゼミ生が真似をして、似たような服を買うほど。学生にとってはまだまだ高価な買い物ですが、社会人になったら是非!

わたしのまわりにもBoubarファンは結構多いです。そのなかでも、もと同僚のKさんは20代の当時からBoubarを着ていて、憧れておりました。彼のBoubarは紺色ですね。ひとことでBoubarと言っても、色も違えば、裏側のチェックの柄も違うし、丈も違う。それぞれの着方で質感も変わってくるので、ひとりひとり全然違った表情になっていきます。それもまたBoubarのよさですね。なんにせよ渋いです。おじさんの定番アイテムのひとつなので、大学の同窓会に行ったときなどにも同じようにBoubarを着ている人がいたりします。オジサン×Boubarはかぶることも多いですが、でもいいんですカッコいいから。

中国に出張するときもこれを着て行ったりします。このBoubar、定番の型が2つありまして、まぁ知っている人には釈迦に説法なのですがBEDALEとBEAUFORTと言います。BEDALEは丈が少し短めで、BEAUFORTの方は少し丈が長め。腰の下まで覆うような感じになります。わたしが愛用しているのはBEAUFORTの方、これはお尻のあたりに大きなポケットがあります。どのくらい大きいかというと、パーカーのお腹のポケットくらいのサイズ感があります。これは何のためのポケットかというと、狩で獲ったウサギなどの獲物をいれるために用意されたものであるそうです。

このBoubarは、もともとはイギリス(紳士)のアウトドアウェア。BEDALEとBEAUFORTという種類の違いは何かというと、BEDALEは乗馬用。なので股が開くように丈が短くなっており、BEAUFORTの方は狩用なので、獲った獲物をお尻のポケットの入れて持ち帰れるようになっているそうです。ただ、わたしの場合これを着て狩に出ることはないので、ウサギ用のポケットには授業や会議用の書類などをいれて移動したりしてます(笑)ノートパソコンは四角すぎるので、ちょっと厳しい…。

というわけで、冬場はBoubarを着まくっています。20年越しに手に入れたBoubarなのでいまだに憧れの対象です。もともとがアウトドアウェアなので、旅先や田舎道、日常使いとガンガン着まわしております。
わたしにとって日々の暮らしを支えてくれている愛用品のひとつです。