033:スタンスミス(ベルクロ)

 わたしが日々使っているモノは、熟考を重ねたうえで手に入れることが多いです。モノによっては数年くらい考え続けてから買ったり、買わなかったりします。そんな話を人にすると、驚かれたりもするのですが、どうやらモノに対する思い入れが強いのかもしれません。ここではそんな語りたくなる愛用品をお話しします。

 

 日常生活におけるアイテムで「ひとつは欲しいもの」のなかに白いスニーカーがあります。なぜ白じゃなければいけないか、という理由は特にないのですが、わたしの中で白いスニーカーは生活のなかでマストアイテムのひとつなのです。特に夏になると、この白のスニーカー熱が高まります。別にブランドやメーカーとかを決めているわけではないのですが、ここ10年くらいの流れをみると、スタンスミス(ベルクロ)に落ち着くことが多いです。1万円強くらいのお値段なので決して安価とは言えませんが、いわゆる「超高級」というわけではありません。

 

 

 スタンスミスと言えば、白地に緑が基本。わたしが中学生のころ同級生が履いており、当時からほぼ変わらないデザインなので、白いスニーカーの定番といえば定番です。まさに「ロングライフデザイン」。当時はまだベルクロがあったかどうかは定かではないですが、ベルクロの方が、デザイン的にも好きなので、わたしはベルクロを愛用してます。

 

 

 後ろから見ると、こんなデザイン。本当に中学生の時のまんまですね。多少マイナーチェンジはしているのでしょうが、基本的には変わらないかと思います。最近の大学生も履いているのをチラホラみることもあるので、本当に長く愛されているデザインだなぁと感じます。いろんな色を試したこともありますが、やっぱり緑が落ち着きますね。スタンスミスとしては基本の色です。

 

 

 ソールは特段、凹凸もなく、本当に街歩き用の靴だと言えます。ただ、このシンプルさがよいのかもしれません。

  

 

 ちょっと見苦しいのですが、先代の「白いスニーカー」はニューバランスのもの。こちらは本当に履きつぶした感じです。例年、7月20日・27日のお祭り(山口祇園祭り)の際に、白いスニーカーを用意しなければならないのですが、数年間にわたって活躍してくれました。このお祭りを終えたタイミングが、白いスニーカーを新調するのにベストなタイミングなのですが、ここ数年は本当にお金がなくて手が出ませんでした。

 

 

 ただ、もうこの白いスニーカーも限界を迎えていたので、今年の祇園祭を機に、新しい白いスニーカーを購入することにいたしました。決して懐事情がいいわけではないのですが…。ただやっぱり買ってしまうとやはり嬉しいものですね。スタンスミス(ベルクロ)はこれで何代目かわかりませんが、やはり基本の「き」に戻って、今回も同じものにしました。

 

 

 それぞれ購入した時期によって、製造工場が違ったりするのですが、これまでは中国、ベトナム、マレーシアが多かった気がします。今回のスタンスミスはインド産とのこと。なんというか時代の移り変わりというか、世界情勢の「現在」を感じます。今回のスタンスミス、できれば来年ではなく、再来年まで履いていたいものです。当たり前のことですが、大事に使おうと思っております。

 

 

 わたしにとって日々の暮らしを支えてくれている愛用品のひとつです。