わたしが日々使っているモノは、熟考を重ねたうえで手に入れることが多いです。モノによっては数年くらい考え続けてから買ったり、買わなかったりします。そんな話を人にすると、驚かれたりもするのですが、どうやらモノに対する思い入れが強いのかもしれません。ここではそんな語りたくなる愛用品をお話しします。
冬になるとブランケットを使う機会が増えますが、わたしの家ではペンドルトンのブランケットを使っております。こちらは、もう10年前から愛用しているもの。つい先日、寒くなってきたのでクリーニング屋さんに預けていたペンドルトンのブランケット(Pendleton Chief Joseph Muchacho Blanket (Aqua))を取りに行きました。これが登場するようになると、季節もいよいよ秋から冬へ、といった感じです。
このブランケット、実は自分で購入したものではなく、子ども(第一子)の誕生祝いにもらったものです。当時わたしが務めていた研究機関(RIRC)の仲の良い同僚研究員、Mさんご夫婦(現在はアジア経済研究所の研究員と津田塾大学の先生)、そしてAさん(現在は北海道大学の先生)に共同で出資していただき、いただきました。本当にありがたい限りです。今でも大事に使わせていただいております!
第一子が生まれたのがちょうど2013年。それからずっと使っているので今年でちょうどまる10年になるというわけです。やっぱりいいものはいいですね!当時も現在と同じくらい、「お安くない」お値段だったと思いますが、当時、お祝いの申し出に対し、「どうせいただくなら本気で欲しいものがいい!」ということで選ばせていただきました。Mさんご夫婦も、Aさんもわたしがモノに対するこだわりが強いのを知っていたので、何がいいかガチで言ってください!ということでリクエストしたのがこのブランケットなのでした。
現在のアマゾン価格などを見ると4万円くらいしますが、当時も3万円くらいしたかと思います。今でこそ、皆さんそれぞれ定職に就かれておりますが、当時はだれもがお金がない状況。3人合わせてとはいえいただいたブランケット、大切に大切に末永く使わせてもらっております。
フローリングの床やソファーに対しても、ネイティブアメリカン的なデザインが映えます。モノは呪いじゃないですが、これを使うたびに、やはりこれをプレゼントしていただいたMさん夫婦、Aさんのことを何度も何度も思い出すので、やはり本気の贈り物ってすごい力だなぁと改めて思います。これからも末永く大事に使っていこうと思っております。
わたしにとって日々の暮らしを支えてくれている愛用品のひとつです。