わたしが日々使っているモノは、熟考を重ねたうえで手に入れることが多いです。モノによっては数年くらい考え続けてから買ったり、買わなかったりします。そんな話を人にすると、驚かれたりもするのですが、どうやらモノに対する思い入れが強いのかもしれません。ここではそんな語りたくなる愛用品をお話しします。
夏になると裸足になる機会も増えますが、夏以外の季節でも基本的にわたしは裸足です。家でも研究室でも。ただ、さすがに移動中は靴を履いていますので、靴下が必要になってきます。そのため、わたしの靴下選びは、できるだけ裸足感覚で履ける靴下なのですが、ここ10年くらい、この rasox のスポーツ・ロウに大変お世話になっております。スーツやジャケットを着て、ビジネスシューズを履くとき以外は、この靴下しか履いていないといっても過言ではありません。それだけ愛用しております。
この靴下のよいところは、とにかく足がべたつかないこと。それに尽きます。どんなに過酷な状況であっても、この靴下は、なんだか足がさらっとするような気がするのです。その秘密は、この靴下の繊維にあって、ドイツBayer社の開発したdralonという繊維を使っているためだそうです。
公式の説明は下記の通りです。
[吸汗速乾素材「ドラロン糸」を使用したソックス!] 世界初の人間工学に基づいたL字型靴下! ラソックスは「直角を基本に運動」する足のカタチに合わせて編み込んだL字型靴下。 従来の靴下のように足裏面を引っ張ることなく 甲の弛みや踵の引き伸ばしを解消し、 靴下全体からやさしく包み込まれるようなソフトなフィット感が得られます。 表側でロッソ(つま先の縫い合わせ)にして、歩行時に不快を感じるつま先の ゴロツキ感を解消しました。 爪先から踵にかけてブークレー糸を使用しているため、クッション性に優れ、 接地時の衝撃を緩和するのでウォーキングやトレッキングにオススメのソックス。 ドイツBayer社の開発したdralon(ドラロン:乾式アクリル)の優れた吸放湿性 (綿の2.5倍)の糸「吸汗速乾繊維ドラロン綿」を使用、汗ばみやすい運動にも最適な 靴下です。
綿の2.5倍の吸放湿性だとのこと。理論値と現実は違うかもしれませんが、わたしの感覚としてもドライな感覚がしっかりとあり、大変素晴らしい肌触りです。もちろん、Tシャツとか下着、帽子、マフラーとかは別の生地でもよいと思いますが、こと靴下に関しては、この繊維が最高に思えます。
実は生地も厚いので、なかなかヘタれず、一度も捨てた記憶がないのでかれこれ10年くらい同じ種類の色違いの靴下を履き続けている感じです。値段は1500円と少しお高めではありますが、10年以上履き続けられる(しかも履き心地も最高)と考えると、本当に優れた製品、優れたモノだと思います。
わたしにとって日々の暮らしを支えてくれている愛用品のひとつです。