わたしが日々使っているモノは、熟考を重ねたうえで手に入れることが多いです。モノによっては数年くらい考え続けてから買ったり、買わなかったりします。そんな話を人にすると、驚かれたりもするのですが、どうやらモノに対する思い入れが強いのかもしれません。ここではそんな語りたくなる愛用品をお話しします。
グラスのコップはいろいろありますが、定番となっているのは、やはりDURALEX。かれこれ、そうですね20年くらいの付き合いなのではないでしょうか。いくつかは破損してしまったりもしているとは思うのですが、その都度、同じものを買い替えて使っています。とにかく定番中の定番ですね。わたしだけではなくて、世界的に見ても定番なのではないでしょうか。まさにグッド・デザインかつロング・ライフ・デザインの代表格と言えます。
何がそんなに魅力かというと、デザインと耐久性。そして汎用性といったところでしょう。ちょっとくらい落としただけでは割れず、食洗器に入れてもびくともせず、温度変化も気にせず、どのような飲み物にもマッチするのがよいのです。DURALEXはさまざまなデザインのものがありますが、わたしはやはりピカルディ。サイズは250cc あたりを基準に複数のサイズを持っております。
ゴクゴク飲みたいときは大きめ、子ども向けは小さめのサイズのピカルディ。デザインに関しては、プリズム、ジゴン、プロヴァンス等々ありますが、やはり基本のピカルディが個人的にはベスト。紅茶でも、ウヰスキーでも牛乳でも、なんでもちょうどよい感じです。基本の250cc はレモンを浮かべても、シナモンスティックを挿しても、氷いっぱいの炭酸水でもきれいにおさまります。
確かに、細工が施された江戸切子や、フィンランドの iittalaとかのグラスはきれいだし、薄くて飲み心地もよいし、美しいのですが、生活の道具として、日常の延長としてハードに使えるかどうかと言われれば、やはり難しいでしょう(もちろん芸術品として特別な日の演出としてはよいでしょうが)。そういう意味においてDURALEXは地味にすごい。本当に素晴らしい製品だと思ってます。そして安い!(笑)
わたしにとって日々の暮らしを支えてくれている愛用品のひとつです。