004:3M ポストイット 680MSH

 わたしが日々使っているモノは、熟考を重ねたうえで手に入れることが多いです。モノによっては数年くらい考え続けてから買ったり、買わなかったりします。そんな話を人にすると、驚かれたりもするのですが、どうやらモノに対する思い入れが強いのかもしれません。ここではそんな語りたくなる愛用品をお話しします。

 

 仕事道具の相棒はPCなのですが、それ以外にもいくつか小道具があります。その中でも10年以上?愛用しているのが3Mのポストイット。これにはかなりお世話になっております。いろいろとバージョンは変わっているのかもしれませんが、現在は680MSHというものを使用しています。

 

 

 「ポストイット フィルム 付箋 見出し 9色 44×6mm 9色」という仕様です。

 何が素晴らしいかというと、コンパクトであることと、丈夫であること、付箋を貼っても半分透明になっているので、本文が消えないところ、などなどです。ほかにもいろいろと企業努力で使いやすいように工夫されているのだろうと思いますが、結局のところ手が自然に、この付箋にいきつくので、他と比較するまでもなく質がよいのだと思います(あるいはわたしに合っているということです)。

 

 

 付箋魔というほどではないのですが、わたしは結構、本を読みすすめる際に付箋を多用します。色は特に工夫しているというわけではなく、同じような色を自然に使っていて、色分けで何か強いメッセージ性を持たせているわけではないです。が、オレンジの中に突然、ブルーが入っていたりすると、「これは他とは違う意味で付箋を用いている」というメッセージを込めていたりします。

 

 

 付箋がなくなってしまうのが怖いので、常に常備しております。これも病的かもしれませんが…。

 

 

 また出先で本を読んでいるときなどに、付箋がないということがないように、いろいろな箇所に付箋を忍ばせておいたりしております。付箋がないと分かったら、本を読みすすめるのを躊躇することもあるくらい、わたしにとって付箋は結構、読書において重要なツールです。

 今でこそ、電子書籍などを読む方も多いでしょうが、未だに(論文含む)読書としては紙媒体のものが多いです。そういう意味でわたしの頭は非常に古い体質なのかもしれません。デジタルの方がもちろん効率的なのでしょうが、身体を通して質量をもったものとしての情報に触れるという体験が個人的には馴染みがあるようです。もちろんデジタルも大好きなんですが、なんか旧世代的でひとつの目的に特化している本というものも、読むという行為に関しては非常にシンプルな形状になっているので、悪くないと思っております。そして、そのお供として3Mの付箋が欠かせません。

 

 わたしにとって日々の暮らしを支えてくれている愛用品のひとつです。